ランドクルーザーシリーズで最もコンパクトなモデル、ランドクルーザーFJの発売が近づいてきました。
新型RAV4と価格帯が被りそうだということもあって、RAV4か、ランドクルーザーFJか。と悩んでいる人も意外と多いです。
ここでは、ランドクルーザーFJを、新型RAV4と比較しながら、どういった特徴があるのか。どっちを選ぶべきか。という視点で検証していきます。
ランドクルーザーFJの予約開始は、いつ?
ランドクルーザーFJの発売日は2026年5月、予約開始は2026年4月になるとみられています。もうすぐですね。
徹底比較:ランドクルーザーFJ vs 新型RAV4
価格帯の比較
ランドクルーザーFJの価格は、400万円を切る価格からのスタートになると予想されています。
一方の新型RAV4は450万円~です。
新型RAV4の方が価格帯としては若干上となりそうですが、ハイブリッドのみがラインナップされている新型RAV4と、ガソリン車のみがラインナップされるランドクルーザーFJとでランニングコストは新型RAV4の方が安くなりますから、トータルコストでは同程度となるでしょう。
悪路走破性
ランドクルーザーFJの最大の売りは、ラダーフレームとパートタイム4WDによる本格的な悪路走破性です。悪路走破性は、ランドクルーザーFJに軍配が上がります。
ただ、現実的に考えて、日本の道においてランドクルーザーFJほどの悪路走破性が必要になってくる道は、ほとんどありません。RAV4では走れない。ランドクルーザーFJじゃないと走れない。という場面に遭遇することは、ほぼないと言って良いでしょう。
オンロードにおける乗り心地、ハンドリングの正確さ、長距離移動の疲れにくさでは、軽量・高剛性なモノコックボディを持つRAV4の方に分があります。
サイズ
新型RAV4のサイズは、全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,680mmであるのに対し、
ランドクルーザーFJのサイズは、全長4,575mm×全幅1,855mm×全高1,960mmとなっています。
全長、全幅はそれほど変わりませんが、全高に大きな差があります。
ランドクルーザーFJは、機械式駐車場などで高さ制限に引っかかる可能性が高いですから、そのあたりの確認も必須となってきます。
パワートレイン
新型RAV4が2.5Lハイブリッド車のみであるのに対し、ランドクルーザーFJは2.7Lのガソリン車のみの設定となります。
ランドクルーザーFJの燃費は、まだ発表されていませんが、10km/L程度になるとみられています。
燃費の面では、RAV4とは2倍ほどの差がつくでしょうから、走行距離の多い人ほど新型RAV4の方をおすすめすることになります。
それでも「ランドクルーザーFJ」を選ぶ理由
合理的に考えれば、燃費が良く、乗り心地も良く、荷物もたくさん積める新型RAV4が「正解」だといえます。
多くの日本人にとって、ランドクルーザーFJの性能はオーバースペック(過剰性能)であり、不便な点も多いでしょう。
しかし、それでもなお、ランドクルーザーFJには抗いがたい魅力があります。それは「ロマン」と「所有する喜び」です。
「機能」ではなく「情緒」で選ぶクルマ
ランドクルーザーFJのデザインには、物語があります。「このクルマなら、世界の果てまで行けるかもしれない」という予感。週末のスーパーへの買い物であっても、コックピットに乗り込み、重厚なドアを閉める瞬間に感じる「守られている感」。これらはスペック表の数値には表れない価値です。
また、リセールバリュー(再販価値)の観点でも、ランドクルーザーシリーズは別格です。ガソリンエンジンのラダーフレーム車は世界的に需要が高く、数年乗っても値落ちが少ない(あるいは購入価格以上で売れる)可能性が高い。これを考慮すれば、燃費の悪さや維持費の高さも、トータルコストでは相殺できるかもしれません。
まとめ
【新型RAV4を選ぶべき人】
・平日は通勤や買い物、週末は家族で遠出という使い方がメイン
・長距離、長時間運転する機会が多い
・燃費や維持費はシビアに考えたい
・自宅やよく行く場所の駐車場に高さ制限がある
・クルマは快適な移動空間であってほしい人
【ランドクルーザーFJを選ぶべき人】
・キャンプ、釣り、登山など、泥の似合う趣味を本気で楽しみたい
・「不便さ」も含めて、クルマを操ることを楽しみたい
・街中ですれ違うたびに振り返られるような、個性的なデザインが好き。
・ランクルに憧れていたが、サイズや価格で諦めていた。
・クルマは相棒(ギア)であってほしい人